指導法(神尾メソッド)
複数の指示を一度にしない
指示の仕方にも工夫が必要で、一度にアレもコレも、と数多くの指示を盛り込んではいけない。例えば、「その問題を解いたら分からない箇所を辞書で調べて赤ペンで記入しておきなさい」という指示には「問題を解け」「辞書で調べろ」「赤ペンで記入せよ」という3つの指示が含まれている。この3つの指示を正確に認識し、
宿題の適量
指導経験の浅い人にとっては「どの分量で宿題を出せばよいか?」最も悩むところだと思う。この勘所がつかめないと、宿題を多く出し過ぎたり、少な過ぎたり、生徒がパンクしてしまうほどの過大な量を与えてしまったりする。金魚のエサやりと同じで、エサは少なすぎても金魚の栄養がとれないし、多すぎても水質を悪化させて
途中式を書かなくてもよい場合
何が何でも全ての生徒に「途中式を書け」と指導するということではない。ひとつだけ例外があって、アスペルガー的な(天才肌の)特性をもつ生徒にとっては途中式を書くことが苦痛になる場合がある。問題を見て腕組みをして「うーん」と唸ってしばらくすると、おもむろに鉛筆を持って答えだけを書き始める。「よくそんな
基本事項を連絡ファイルに書き込む
当塾では「連絡ファイル」に授業記録と連絡事項を記して毎回生徒に渡すことで、ご家庭との情報共有ツールとしている。これは約20年前に私が家庭教師をしていた頃に始めた書式で、フォーマットは今も当時とほとんど変わっていない。この「連絡ファイル」の表紙に、勉強面で覚えておくべきことを生徒に記入させる場合が
中2計算の鬼門~分数式・単項式・連立方程式
中学数学において、中1よりも、中3よりも、最も鬼門となるのは中2であるように思う。というのは、中2計算は特に<型>の習得が重要で、その<型>に対する意識が薄いほど計算ミスを誘発し、数学そのものが苦手・嫌いになってしまう、つまり生徒自身で墓穴を掘りやすい単元が続くからだ。<分数式は分母をつなげて
最小限の対面指導でチェック機能を
「9月入学」推進の議論が出始めている。そもそも海外が9月始業のため、日本も9月始業にすれば大学入試も日本だけでなく海外の大学を併願できるという訳である。ただ、今年の冬以降に気温が低下して感染症の次の波が来る可能性も専門家により指摘されており、12月から春にかけて再び休校にでもなれば1学年吹き飛
チェック機能のない授業はあり得ない
先週書いたチェック機能の話。https://lab.komira.jp/archives/3344というのは、こういうことである。https://lab.komira.jp/archives/1611例えば、入塾当初の生徒によく見られることだが、基本的な学習習慣のついていない生徒は、使っ
国語は成績表のバロメーター
西日本ではない某県の大手個別学習塾の今年2月に新聞折り込みされたチラシ。こちらの塾では2018年から3年連続でチラシの裏面にこの模試成績表を掲載している。意図としては、成績の伸びをアピールしたいのだろう。で、恐らくこのグラフを見た消費者は「こんなに成績が上がるなんて凄い!」という印象を直感
学力改善の要諦16
先週に引き続き、『V字回復の経営』(三枝匡・著、日本経済新聞出版社)の巻末「改革を成功へ導くための要諦50」より16点抜粋しながら、学習塾における読み替えをしてみよう。https://lab.komira.jp/archives/3275■要諦1<改革チームの人選は、改革の成功
学力不振の症状10
https://lab.komira.jp/archives/3232https://lab.komira.jp/archives/3228https://lab.komira.jp/archives/3224『V字回復の経営』(三枝匡・著、日本経済新聞出版社)