人生のマインドセット
困難が人を育てる
中学生、高校生を見ながら、もっと自分で自分のことを考えて自主的に足を踏み出して行けばいいのに、と思うことがよくあるが、私も中学・高校時代は周囲の大人たちの力添えに任せて、半分流されるようにして過ごしていたのかもしれない。その後、自分なりに大変だなと思われる出来事にその都度直面し、「人生について」の
ヒヤシンスの水栽培から学んだこと
私が小学6年生の頃、栽培委員会に1年間所属することになった。そこでは委員全員が一人一鉢ずつ、ヒヤシンスの球根を水栽培で育てることになっていた。秋になると全員に水栽培ポットと球根が配られ、まず暗室での根出しから始まる。数週間経って根が生えてきたら、日当たりの良い窓際にポットを並べて水換えをしながら開
直感と直観
せっかく外の景色が美しかったり、見ておくべきものが周囲にあふれているにも関わらず、そちらに目を向けずに自分の思いのたけをまくし立てて話す人がいる。個性は個性でよいのだが、もったいないなと思う。話すことが活発なのは明るく楽しいことだが、話し過ぎというのも内面のエネルギーを漏らすことになり、これを戒めと
日本人らしさ
国語の問題を読んでいると、学生時代ならば見過ごしていた文章も、今の年齢になってしみじみ「これは素晴らしい人生訓ではないか」と思って繰り返し読めてしまう良文であることに気づく。中3向けのとあるテキストにこんな古文が掲載されていた。---【原文】芝三島町に菓子をあきなふ新右衛門(しんゑもん)といへ
中庸
しばらくぶりの掲載となったが、金谷治先生の「大学・中庸」(岩波文庫)より『中庸』から2編抜粋してみる。一部漢字は調整した。【1】(書き下し)広くこれを学び、つまびらかにこれを問い、慎みてこれを思い、明らかにこれを弁じ、厚くこれを行う。学ばざること有れば、これを学びてよくせざればおかざるなり。問
上野学園中学・高校(台東区)
JR上野駅入谷口から徒歩10分。岩倉高校の脇を抜けて首都高速上野線の下をくぐり、東京メトロ銀座線の車両基地踏切を越えた先に15階建てガラス張りの高層ビルが現れる。平面がほぼ正方形のこの校舎は2004年の創立100周年の際に新築され、敷地内には大規模なパイプオルガンが備え付けられたコンサートホールの「
他人事でない話
先日、拓殖大学紅陵高校の学校訪問の記事を掲載したが、その際の森校長のお話の中でこのような話題があった。「在校生の2-3割は就職を希望している。しかし、現実に就職は厳しい。現在40歳代を中心とする生徒の親の世代は、仕事に就くことがどうにかなった世代であり、家庭内では子供にも『就職は何とかなる』と話し
子供の意思を尊重します
「子供の意思を尊重します」と言ってしまう家庭がすごく増えたように思う。それは一見大変正論のようでもあり、美しい言葉に聞こえるのだけれども、生徒の意思が「逃げ」の意思であった場合、それでも「子供の意思を尊重します」と言ってしまうのだろうか、と疑問に思う。これまで数多くの生徒、家庭と応
中庸章句
儒教の基本となる四書(ししょ)に「論語」「孟子」「大学」「中庸」の4種があることは前回記したが、今日は『中庸章句』序から。出典は金谷治先生の「大学・中庸」(岩波文庫)。---(抜粋要約ここから)「人の心」と「道の心」という区別がある。人間は誰でも肉体的な形を持っているから、いかに上智の人であっ
モノの受け渡し
生徒から先生へ、つまり目上の人へモノを渡す時は両手を添えて渡す。これは一般常識としての鉄則である。私も、私にとっての目上の人物、または社会的に場をわきまえなければならない時には必ず両手でモノを渡す。片手で「ホイッ」と渡すようなことはしない。塾生でも、指摘される前からこれが出来ている