人生のマインドセット
講孟箚記(下)
「講孟箚記(こうもうさっき)」は江戸時代の末期、吉田松陰による『孟子』についての講義をまとめた書物。---◎『孫子』軍形篇に、勝利の戦というものは、戦う前に勝利の道を得てそれから戦うものであるが、敗北の戦というものは、まず戦いを始めてそれから勝利の道を見出そうとするものである、とある。兵術の問
信なくば立たず
塾と関係のない話題なので、本記事は読み飛ばしてもらってよい。5月15日の鎌ケ谷市議会だよりを見ていたら、1ページ目の左下に目がとまった。---議員辞職のお知らせ3月31日付けで大内一也議員が一身上の都合により辞職しました。---と書いてある。「はて?」と思い、病気か何かだろうか?と疑問
裁く勿れ
『人を裁く勿(なか)れ』(新約聖書・マタイ伝より)つい、「あの人はああだ」「この人はこうだ」と、他人を批評の目で見てしまいがちだ。これを「人を裁く」という。人の振り見て我が振り直せ、で他人の言葉や行動を他山の石として自分の戒めにするならばよいが、最近の話題で言えば「復興大臣はとんで
大切なことは一つだけ
大切なことは一つだけ、「今、目の前にある課題を、丁寧に、誠実に仕上げる」。いつでもどんな場面でも、この言葉に尽きる。社会人であっても、これに代わる真理は無いだろう。もちろん、将来の目標、3年後の目標、受験の目標、と目標を持つに越したことはない。目標があればそれが自分の原動力になるから。しかし、必
外国人の見た日本
今年の1月に鹿児島の西郷隆盛顕彰館で買い求めた小冊子に書かれていた一編。---明治政府に招請(しょうせい)され東大の教授となり、大森貝塚を発見したアメリカ人動物学者モースは日本で徐々に気付き始めたことがありました。それは、道徳的教訓になっている善徳や品性を、日本人は生まれながらに持っているらしい
あいつはアレか?
先週の日曜日、例の瞭汰くんと食事をしながら(酒を飲みながら)話したことの一つに、「例えばこういう形で食事をした翌日に『昨夜はごちそうさまでした!』とメールの一本でも寄越せない人間は、結局ダメだよね。人生が成功するか否かは究極、そこだよ。」という話をした。実際、卒塾生を見ても、上手くいく生徒と上手
目的はそこから学び、気づくこと
著者が昨年(2016年)10月に亡くなった、ということをつい1週間前に知った。追悼の意味も含めて氏の唯一の著書『黎明』の第24章「教育」の項を読んでみたい。---(ここから)◎昔から本当の教師は、決して手取り足取りして教えるようなことはしませんでした。なぜなら、何であれその人が自分
王陽明・伝習録
中国明代の儒学者、王陽明による「伝習録」から3編を抜粋してみよう。出典は溝口雄三・訳「伝習録」(中公クラシックス)。---◎人は対処するその事柄に即して自己を磨くべきで、そうしてこそ足もちゃんと定まり、『静にも定まり、動にもまた定まる』ということがかなう。(P.51)---目の前の仕事に全力
無意識の行動
日頃グータラしている人間に対して取って付けたような面接の練習は意味がない、と先週の塾通信で書いたが、M・K君(中3)が1月17日にちょうど良い感想文を書いていたので、転記してみる。---面接では緊張し、思うように頭を動かせなくなる。だから、自分が事前に作っておいた答えをそのまま覚えるより、自分
年賀状
以下は塾にいただいた年賀状と一切無関係の話題になるが、このお正月、私の家族宛てに届いた年賀状で、1年以上前に既に亡くなっている母の名前が連名で宛て名に印字されている年賀状が複数枚届いた。どれも、パソコンでダイレクト印刷されたものである。パソコン任せにしていると、結果的にそういった血も涙も無い葉書